玩具付きペンが常に抱える命題として「これはペンなのか玩具なのか?」という疑問があります。この問題に関しては、だいたいの局面においてペン側の「ボクは文具だよ。だから学校に持っていってもセーフ」という無茶な主張がまかり通ってしまうことから、ペン優位説(または文具最強説)がマニアの中で唱えられてきました。
しかして、これはどうよ。ペン、かなり危なくないか? 結構ギリギリじゃないか? 日本でもお馴染みのボードゲーム『MONOPOLY』の盤面をモデル(版権取ってます)にしたピンボールゲームがペンにくっついてます。このサイズで。
ペンというよりはむしろ卓球ラケットの方が近親種なんじゃねえか、という勢いですが、でかいだけあって、中身はキチンとピンボールゲームです。下のリリースバーを引いて離すとバネで玉が打ち出されますので、あとは左右のフリッパーボタンで黒い三角のフリッパーを動かして玉をはじいて盤上のポイント穴を狙う、という流れになっています。フリッパーと連動してオレンジ/黄色のケージが高速回転するので、なかなか思うように穴を狙えないのもスリリング。おーたのしいー。
…と言いたいところなんですが、ちょっと問題発生。遊んでいる最中、小さな玉が静電気のせいで盤面にピタとくっついてしまい、まったく転がりも動きもしない困った状況に陥ることが多々ありました。振っても逆さにしても動きゃしねえ。これはかなりストレスたまります。もうちょっと盤面と玉を大きくすればマシだったんでしょうか。ますます危うくなるペンの優位性。