探偵スナイパー カスタマイズステーショナリー

 エポックから発売されている、ガチャガチャプライズです。基本6種の文具を組み合わせると、上写真のような拳銃になります。また、名前の通り、ダブッたパーツもごちゃごちゃとくっつけることによって、オリジナルの銃を完成させられるようです。ガチャガチャですから、パーツがダブるのは最初から折り込み済みってことですね。

・スナイパーショット
 いちおう消しゴムホルダーという位置づけなんでしょうか。ストックの端を引っ張って離すことによって、消しゴムを射出可能です。なるほどスナイパーショット。射出というか、ちょっと先にぽとりと落ちる、ぐらいの雰囲気ですが。
 ところでシリーズ名に付いている「探偵スナイパー」という単語ですが、なんなんだ探偵スナイパー。探偵がスナイパーなのは有りなのか。何も考えてない感バリバリ。



・テープ
 輪胴部分は、テープディスペンサーになっています。この時点で宣言しておきますが、文具の出来としては、コイツがこのシリーズ唯一の勝ち組み。ちゃんとテープ使えるもん。その時点でもう勝ちですよ。



・ライト
 スコープ型のLEDライトです。自分がスコープのくせに、なぜか照星がぽっちり出てまして、これがライトON/OFFのスイッチになってます。このスイッチがどうも精度が悪くて、押したはずなのにライトが着かない/消えないはザラ。



・小物入れ
 グリップは小物入れです。小物っつか、スナイパーショットでぽとぽと落とす用の消しゴムを収納するための専用ケースと言うべきか。



・ボールペン
 なぜ拳銃にハンドガードがついてるのか不明ですが、ともかくハンドガード型ボールペン。ちょっと試し書きしてる間に、ペン先が中に落ち込んでしまいました。使えねぇ。



・えんぴつ&キャップ
 銃身と銃口は、鉛筆とキャップです。銃に付けて男らしさ度数をアップさせる、ドリルおよびナイフ型キャップも付属…はいいんですが、どれもこれも工作精度が悪すぎ。キャップ口径が鉛筆の太さより一割近くも広いてキミ。スカスカです。


 正直、これでガチャッと一回し200円も取るんかボケ、と思わなくもない出来です。っつか、発売元のエポック社といえば、それなりに歴史もある立派な玩具メーカーですよ。それがなぜ、誰が見ても精度ダメ・アイデア駄目駄目のダメ商品を平気で世に出せるのかしらコンチクショウメ、と不思議に思っていたのですよ。
 で、何かヒントはないかとカプセル同梱の説明書を見ていると、そこに、もうどの角度から見てもアレなイラストが。その瞬間、「社内の誰か偉いさんが」とか「誰にも止められない」とか「セラピー行為」とか、まぁそういう意味合いの言葉が頭の中でボコボコと泡のように浮かんでは消え…。ああ、大変だったんだろうなぁ、エポックの周りの人ら。いいよ200円ぐらい寄付するから。この企画立てた人に「早く治って、良くなってね」とお伝え下さい。

入手時期:2004年5月
価格:200円(1種)
生産国:中国
発売元:エポック