Hi-Mckee MOUSE

『マッキーマウス』という商品名を目にした時は、また例の著作権とかそういう概念のあまり無い国が無茶を! と一瞬戦慄したんですが、事実は著作権より奇なり。
ゼブラとディズニーに喧嘩を売ってるとしか思えないこのバッタ商品、なんと当のゼブラとディズニーが間にBEAMSをはさんで作った3社コラボアイテムだったのです。
いやまぁセルフパロディーと言えば聞こえは良いんですが、ディズニーが入っちゃうと、ヘビー級ボクサーが鏡に向かってシャドウボクシングとか川面に映った自分に吠える犬とか、そういう猛々しいものを感じてしまうのは何故でしょう。

軸ラベルのデザインはこんな感じ。なるほど、マッキーの矢印がミッキーの手になってるんですね。さらに商品名に添えられた「マウス」の文字がなんとも程良いバッタ物臭をプラスしてくれています。

リアルにバッタ商売でここまで大きな肉をくわえられちゃあ、おネズミ様だって吠えずにはおかねぇという話ですが、ラベルにはご本尊のイラストとBEAMS・TDS・ゼブラのロゴがきっちり刻まれているのでそこらへんは大丈夫。さすがの猛獣も自分と敵の見分けぐらいはつくのです。

さらにはっきりとした敵味方の識別票がキャップにばっちり。太ペン側のキャップ直径を本体としてさらに耳のおだんご2つくっつけた例の意匠が付いています。ペン立てに立てておくと、このおだんごマークがよく目立つという寸法です。

なるほど、手軽なラベル偽装までならいざ知らず、こういう一手間ある加工まではバッタ商売ではするまいという計算でしょう。

セルフパロディの宿命として、バッタモノくささを出しつつも「でもちゃんと公式」と言い張るだけの押し出しが求められるんですが、これはよく考えられてます。上手い。

 

入手時期:2006年10月

価格:いただきもの

生産国:日本

発売元:東京ディズニーシー

 


問1.どっちが吠えられないほうでしょうか



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