しゃべ録&さかさマシーン

ガンキコウイチロウさんから頂戴しました、TOMYさんの録音・再生機構付きペン【しゃべ録】です。

TOMYの玩具文具というとイロブン的にはやはりパワーペンシリーズが思い浮かびますが、たしかコイツはパワーペンより1年ほど先行して発売されていたハズ。プレパワーペンですね。コイツが販売実績を出せたことで、パワーペンシリーズが世に出ることになったのかなぁ…と思うと、なかなかありがたいアイテムでもあります。

実績云々に関してはあくまでも推測の域を出ませんが、ペン無しで録再ユニットのみの玩具も出ていたぐらいですから、そこそこ売れたのは間違いないかと。

遊び方はカンタン。「しゃべる」ボタンを押しながらマイク/スピーカーで声を吹き込み、あとはスライダで再生速度を調節しつつ「きく」ボタンで再生、「ぎゃく」で逆回し再生…というものです。

キモはこの逆再生機構。例えば「お買い物いく?」という言葉ですが、これを逆再生しても、単純に「くいのもいかお」とはなりません。日本語は母音子音がワンセットで一語になるので、まずは「OKAIMONOIKU」のようにローマ字で母音子音を分け、それから逆読みにするのが正解なのです。で、今のを逆回しにすると、「UKIYONOMIAKO」→「うきよのみあこ」→「浮き世の都」という感じの言葉が聞こえてくるのです。はー。

で、この逆再生機構を前面に押し出したのが、アニメ『こどものおもちゃ』のグッズとして発売された、その名も【さかさマシーン】。…って、前面も何も、しゃべ録のリペイント商品なんですけどね。マイク/スピーカー部にキャラクターのバビットがシルエットペイントされ、ボタンが英語になってるだけが違い。「ぎゃく」が鏡文字で「yalp」になってる辺りは工夫があって良し(写真下)

劇中では、主人公が母音子音を分解逆読みしてメッセージを吹き込み、その時は何言ってるか判らないけど、後で相手がそのメッセージを逆再生することによってようやく想いが伝わる、みたいなシーンがありました。うむ上手い。

ちなみにこの【さかさマシーン】の方は、四次元ポケット研究所のどら所長から頂戴しました。皆さんの温情で成立しているイロブンです。

入手時期:2004年5月/7月

価格:いただきもの

生産国:中国

販売元:TOMY



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