SLING SHOT PEN
…うわあ。なんだろう、この異常な無邪気感。そんな日本語はないけど圧倒的な無邪気感。イノセンツ。ま、関西弁にはこういうのに対して「あほまるだし」というものすごい的確な表現があるんですが、まさにそんな感じで、あほ丸出しのパチンコ(スリングショット)ペン。この手の頭の悪そうな蛮族アイテムはさすがのアメリカ製です。
実物を前にしてみれば、玩具文具の考え方としてはかなり初歩的なモノだし「なんで今までこんなのが無かったんだろう」とも思うんですが、実際問題小学生にこれが手渡されたら教室が3分で戦場だよな。少なくとも自分なら日本一消しゴム弾とかドングリ弾を消費するメンタマつながりの小学生と呼ばれる自信ありですよ。いや目玉はつながってないですけども。無くて当然だ。作るな。
パッケージにはご丁寧に『WARNING:THIS IS NOT A TOY』とあり、手にする人に気さくに「玩具じゃなければペンだとでも言い張るつもりか」とツッコマせてくれる親切仕様。さらに『人やペットを撃ってはいけません』『正しく使わないと目に大怪我する可能性があります』などと正調の片腹痛い能書きもみられ、こういうのがお好きな駄目マニアは本当に嬉しくて片腹痛くなります。
あと、ブリスターで売られている時は「プラ製だろ。木肌とかよく出来てるなぁ」と感心していたんですが、開けてみたらリアルに木でびっくり。軸の後端を三角に削ってY字になるよう枝を2本ボンドでくっつけて、接合部をヒモで巻いて隠してあります。ううむ小丁寧な手間をかけているな。
ちなみに制作時の木材乾燥に手間をかけなかったのか品質が悪いだけなのか、手にしているとぽろぽろと表面の樹皮が崩れてきます。寿命短いな。
入手時期:2008年2月
入手価格:900円
生産国:中国
販売元:ISLAND DOGS