Crayon Maker

米国の児童画材メーカーCrayola社のスーパーリサイクルメカ。何がリサイクルかというと、折れたりチビたりしたクレヨンを復活させられる機械なワケですよコレが。で、じゃあ何がスーパーかというと、その復活のさせ方というのが『クレヨンを熱で溶かしてドバッと鋳型に流し込んで冷やし固める』な辺りですか。なんとも無駄に豪快で、スーパー感漂ってます。

しかも、溶かす時点でいろいろな色を混ぜてセットしておくと、それらが混然と溶け合ったマーブルカラーのクレヨンが自在に作れてしまうという事で、そりゃもうスーパー感も倍増ですよ。

では、さっそくスーパーなクレヨンリサイクルを堪能してみましょう。

(1).るつぼにクレヨンをセット

金属製のるつぼには、クレヨン型に切られたミゾが3本ありますので、型からあふれない程度に折れクレヨンをセットします。

マーブルクレヨンを作りたい場合は、この時点でお好みのカラーをバラして詰め込んでください。

(2).蓋を閉めてスイッチオン

写真右のダイヤルタイマーをいっぱいまで回すと、内部に取り付けた熱源(シャンデリア用ライト)に通電します。

マニュアル読むと「60Wのシャンデリア用ライト使え」と書いてあるんですが、どうしてもコイツの口金に上手く合う60Wシャンデリアが見つけられませんでした。仕方ないので40Wのを使ってます。アメリカ仕様なのか、60Wシャンデリア。

(3).クレヨンが溶けます

加熱中は蓋が開かない親切設計なので、写真を撮るのが面倒でしたが、それはそれとして。

本来ですとタイマーが1周する時間(約15分)でドロドロに溶けるはずなんですが、アメリカより日本の方が電圧は低いわ熱源のW数は小さいわで、結局タイマーを2周させました。なんとかドロドロになった模様。

(4).鋳型に流し込みます

ここが、一連の作業のハイライトとも言えます。さぁ準備はよろしいでしょうか。

左のダイヤルをガチャリンとひねると、勢いよくるつぼが起きあがります。すると、グツグツに溶けた液化クレヨンが、ドバーッと一気に耐熱シリコンの鋳型に流れ込みます。ヤホー!! たかが溶けたクレヨンで何をそんなに興奮してるんだが自分でも分かりませんが、とにかく血圧は上がります。

(5).蓋を開けて鋳型を取り出します

タイマーが回りきったら作業完了。蓋を開けて、シリコン鋳型を取り出します。この時点でだいたい冷却も完了していますので、ヤケドの心配などは無いと思われます。

(6).鋳型を分割してクレヨンを取り出します

鋳型をカパリと割ると、まだほんのりと温かい自家製クレヨンの完成です。

…まぁ、アレですよ。ワタシも自分で色を選んでセットしてる時点で「んー、ちょっとエゲツない色合いになるかもなぁ」と予想していたのですが。予想していたのですが。予想してた以上に。

(7).……。

我ながら「もうちょっと色選べよ」と思いました。

とりあえず『ウルトラセブンが始まる色クレヨン』と命名しておきました。

このままだとあまりにも見た目がアレなので、付属の軸巻きシールでカバーします。

実際に使ってみると、こんな感じ。

想像していた以上に各色が中で混じり合っているので、使っているウチに次から次へと新しい色が出てきて、なかなか楽しいです。もう少し初手から考えた配色をしておけば、もっと綺麗なグラデーションが楽しめると思います。

今回購入したのは『クレヨン→クレヨン』というノーマルなモノでしたが、他にも『クレヨン→ミニカーのボディ』『クレヨン→スパイダーマンのフィギア』という、あからさまに非リサイクル遊び用な鋳型も発売されているようです。欲しいなぁ、クレヨンtoスパイディ。しかもマーブル色。

入手時期:2004年10月

価格:32$

生産国:中国

販売元:Crayola



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