回転マット30

ワタシク、去年ぐらいから【Canバッチgood!】という玩具を使っての缶バッチ自作にはまっておりまして、ついにはフリマで原価の安いバッチをガンガン売ってあぶく銭を稼いでウハウハ。札束ぎっしりののプールに黄金の缶バッチをポイと放り込んで「ほぅれ、バッチを拾ってきたヤツにプールの札束を全部やるぞウヒャヒャヒャ」っつーと私の世話をしていた金髪水着美女軍団が我先にどぼどぼーんと飛び込み「ワタシノモノヨー」「イヤワタシノヨー」的な争いの中でポロリもあるよ、みたいな。すいませんまたロクに理解もせぬままに金持ちのフリをしてしまいました。

で、儲かる儲からないはさておき缶バッチ自作はとても楽しいので、日夜キリキリポンポンとバッチをひねり出しておるのですが、楽しい中にも問題が一つ。工程上、バッチの図柄を規定の直径で丸く切り出すのですが、それが販売用に量産するとなると、なかなかに疲れるし面倒なのです。

ハサミやサークルカッターなど色々と試してみたのですが、どれも一長一短。素早く・疲れず・大量に正円を切り抜ける道具はないものかいな、と探し回っていたところ、見つけましたよ、便利かどうかはともかく妙な色物臭のするヤツ。それが、オルファのカッターマット【回転マット30】です。

このマット、何がどう色物臭かというと、二枚重ね構造のマットを360°くるくるとロクロのように回転させられるのです。だから回転マット。まんまです。  マット中心(回転軸)に切り抜きたいモノを乗せて、片手にカッターをホールド。空いた手で紙を押さえつつマットを回してゆけば、おお、スムーズに円形の切り抜きができるやん。

なるほど、よく切り抜き作業中に紙をあっち向けたりこっち向けたり、しまいには自分の腕や体をよじって妙な姿勢でカッター使ってる人がいるんですが、これさえあればそんなことはしなくて済むわけです。違う角度で作業したいなーと思ったら、クリッと指先でマットを回転させればそれでOK。楽チンです。

……えーとね、ごめん嘘。私は今のところデザインナイフとテンプレートを合わせてバッチ図柄を切り抜いているのですが、正直なところ、そっちの方がこのマット使うよりはまだ楽でスムーズかも。

一番の問題は、マット表面がツルツル滑りすぎること。マットから紙が滑って切り位置ズレしないよう押さえねばならず、それがかなり無駄な労力になってます。うーん。ゴム引きにして摩擦力を上げるか、スプレー糊か何かを表面に噴いて粘着させるか。ともかく便利に使うにはそういう手だてが必要かも。

とはいえ、切り抜き中に体をよじってしまう人のニーズには確実に応えるアイテムなので、よじり人はぜひ一度お試し下さい。っつか、こんな妙なニッチ商品を出してきたオルファにエールを送る意味でも、みんなに買って欲しいアイテムなんですが。いいぞオルファもっとやれ。

入手時期:2005年4月

価格:2625円

生産国:日本

発売元:オルファ

図柄通り切り抜いた紙を【Canバッチgood!】にかけてキリキリポン。
『変な宇宙人が「地球は嫌いです」と言ってる』バッチの出来上がり。



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