TEZET

計算機とボールペンの合成文具。もともとハンコ専門のシヤチハタが何故こんなモノを作ったのかは不明。ちなみに中身はシャープのOEM。
計算機付きペンは、0から9と加減乗除などなど最低でも14〜5個のボタンをペン軸という極細の空間に配置する必要があり、どうやってもぼってりとしたデザインになりがち。が、このTEZETはスリムなボタンや3本線のゴムグリップでシャープな雰囲気に仕上げているのがカッコイイ。クリップ部を跳ね上げると液晶画面が現れるというギミックも美しい。
発売は1987年。かつて、きだて少年(中学生の部)は、このカッコよさと「っつかペンと計算機をくっつける意味がどこにあるねん」という思いの狭間に揺られ、デパートの文具売り場でぼーっと立ちつくしていたのです。色物文具にハマるきっかけのひとつとしての、個人的マイルストーン文具。

 

入手時期:2000年5月

価格:オークション価格

生産国:日本

販売元:シヤチハタ

 



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