Interest Max
オークションで『ペンを挿すたびに声を出すセクシーなペン立て』というタイトルが付いていたので、こちらとしてはワケ知り顔で「ははあ、さてはアレのことだな。そういうお色気タイトルで釣っておいて写真を表示するとおやじの汚いケツが」とニヤニヤしていたのですが、実際にチェックしてみると予想外にセクシーでびっくりでした。
「オマエは南極何号だ」って話ですよ。
技術革新やら何やらで一昔前とはすっかり様変わりしたセクシー実物大お人形さん業界。有名どころのオリエント工業さん製だと全身シリコンボディで一体お値段60まんえん也なんて高級品もあるようですが、こちらはあきらかに空気膨らまし系安物フェイス。
時代を感じる造形といえばモノも言い様ですが、冷静に考えてみたら、コレにOKが出ていた時代なんてあったんでしょうか。みんな騙されてたんだよな。
で、モノとしては案の定【Mr.Old Butt】のパチモノでした。元々がパチ臭いのにさらにそのパチなんてあるのか!?と思ったんですが、こちらの空気嫁の方が明らかに造りが荒い。こういうのはだいたい普段見えない部分に荒さが出るもので、たとえば台座を裏返してみるとイッパツです。
左(茶色)が本物のOld Butt氏、右(黒色)がパチモノ空気嫁の台座裏面
メーカー名が入ってないのはもう当たり前で、電源スイッチが無いとか台座の滑り止めがゴムではなく一体成形のプラだとか、果てはスピーカーの穴がきちんと開いてないという不出来っぷり。抜けきらず半分塞がってるスピーカー穴まであります。表も安けりゃ裏も見事なまでに安い。
おそらくOld Butt氏を作らされた中国の工場が「これハ儲カルヨー」と踏んだか「コンナモノ作ラセヤガッテ米帝メ」という腹いせかでボディを差し替えて勝手生産したものをアメリカの業者に売り込んだ…というルートで流通したのではないかと想像してみました。そう考えると、セクシー基準がいささか時代がかっているのもお国柄なのかと納得です。
まあ基本の機能は本物とほぼ同じ。セクシーご開帳部分にペンをえいやと挿し込むと頭をカクカク上下させながら「OH…YEAHhhh」と叫んでくれるという仕組み。どちらかというと「太いのを挿されて悶えているレディ」というよりは「ペンを出産しようとしている怪おばさん」に見えるんですが、まあいいです。どっちでも好きにしてくれれば。
価格:オークション価格
生産国:中国
販売元:不明
入手時期:2006年12月