アニマルけずりつきシュレッダー
“アニマルけずり”というのもなかなか残虐な響きの言葉ですが、さらに削った挙げ句にシュレッダーですよ。アニマルもう跡形もなし。挽肉。いくらアニマルだって、哺乳類に生まれながら、カツオ節より過酷な道を歩まされるとは、思いもよらなかったでしょう。
で、意図的すぎるボケはここでいったん置いて、【アニマル型鉛筆削りの付いたシュレッダー】の解説をいたしましょう。
クリアのアニマルことカバくんの鼻っツラに鉛筆削り、背中に名刺サイズシュレッダーを内蔵しています。で、まぁこれだけなら「単なる変わった形の複合文具だな」ぐらいの扱いになるんですが、コイツはひと味違います。
尻尾に模したシュレッダーハンドルの軸に、鉛筆削りが直結されていまして、ハンドルをグリグリ回すと、シュレッダーブレードと鉛筆削りが同時にアニマルの体内でぐるぐる回転する、という仕組みになっています。鉛筆を削りながら不要な名刺を破棄できるんだスゴイね!
…えーと、なんかね、あくまでも私見なんですけども。「シュレッダーのハンドルを回すときに、軸受けの方も回転するんだけど、この回転力を何かに活かせない?」「そうだわ、回転する軸に鉛筆削りをつければ無駄が出なくてお得だわヨ!」みたいな、“てきぱき主婦の名発明”っぽい貧乏くささが漂ってるんですよ。全体的なオーラが、牛乳パックで作った一輪挿しと相似。
シュレッダーの回転力も牛乳パックも、多少無駄にしたところで、地球は滅ばないと思います。コレ作った人も、まさか、たかだかシュレッダーと鉛筆削りを同軸に作っただけでここまで言われるとは思ってもなかったでしょうが。
入手時期:2004年6月
価格:924円
生産国:中国
販売元:TAS